2005年度研究集会は以下の概要で開催されます。多くの方の参加を期待します。
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2005年度第1回研究例会を、下記のように開催します。 今回の研究例会は、大倉精神文化研究所の見学会としました。このため参加申込方法などが従来の研究例会と異なりますので、ご注意ください。 本研究会の2005年度研究集会では、「図書館用品 その保存と活用」をテーマにシンポジウムを開催します。その前段として、歴史的図書館用品の宝庫ともいえる同研究所の見学を企画しました。多くの方の参加を期待します。 ○ 日 時 7月2日(土) 14時〜16時 ○ 場 所 大倉精神文化研究所 ○ 交 通 東急・東横線「大倉山」駅下車 ※ 大倉山は、特急・急行は停車しません。渋谷方面からの場合、武蔵小杉で、横浜方面からの場合、菊名で各駅停車に乗り換えてください。 ○ 参 加 費 500円 ○ 申込方法 事前申込制とします。当日参加はご遠慮ください。 参加ご希望の方は、本研究会事務局へ、葉書、ファックス、または電子メールでお申し込みください。 ○ 申込締切 6月23日(必着)でお願いします。 ○ 集合場所 「大倉山」駅改札口に、13時40分にご集合ください。 ※ 駅から研究所までは徒歩で10分程ですが、途中かなり急な上り坂になっています。 |
2005年度第2回研究例会を、下記のように開催します。久しぶりの関西地区での開催です。是非ともご参加ください。 ○ 日 時 2005年11月26日(土) 13時30分〜15時30分 ○ 場 所 桃山学院大学昭和町学舎エクステンション・センター分室 大阪市阿倍野区昭和町3-1-64 ○ 交 通 大阪市地下鉄御堂筋線「昭和町」駅3番出口下車・徒歩10分 ○ 参 加 費 300円 ○ 申込方法 次の事項を明記して、下記まで郵便、ファックス、または電子メールでお申込ください。 ○ 申 込 先 321-3295 宇都宮市竹下町908 作新学院大学 司書・司書教諭課程 小黒 浩司 電子メール:oguro@sakushin-u.ac.jp ファックス:028(670)3671 ○ 申込締切 2005年11月20日(必着) ○ 内 容 【発表1】 発表者 志保田 務(桃山学院大学) 発表題名 二つの主記入論争:青年図書館員連盟と後継者を焦点に 【発表2】 発表者 藤野 寛之(愛知淑徳大学大学院) 発表題目 歴史研究の場としてのアメリカ大統領図書館 発表2の題目が変更されました。 (旧題目;歴史研究の場としてのアメリカ大統領図書館について)2005.11.12追記 |
2005年度第3回研究例会を、下記のように開催します。是非ともご参加ください。 なお、研究例会・運営委員会終了後、会場近辺で懇親会の開催を予定しています。あわせてのご参加を期待します。 ○ 日 時 2006年2月25日(土) 14時00分〜16時00分 ○ 場 所 明治大学 アカデミーコモン8階 司書・司書教諭課程室 ○ 参 加 費 無料 ○ 申込方法 参加ご希望の方は、本研究会事務局まで、電子メールでお申込ください。 ○ 申込締切 2006年2月22日(必着)でお願いします。 ○ 内 容 【発表1】 井谷 泰彦(明治大学大学院博士後期課程 桐朋学園男子部図書館) 発表題名 奄美の図書館長 島尾敏雄 【発表2】 発表者 三浦 太郎(東京大学大学院教育研究科) 発表題目 バーネットと戦後占領期日本の図書館 ○ 要 旨 【発表1】 「純文学の極北」と呼ばれる作家島尾敏雄には、20年間にもわたる奄美大島名瀬市での図書館長(鹿児島県立図書館奄美分館)としての、市井の職業人としての顔がある。図書館長の仕事をこなしながら、島尾は大作「死の棘」を著し、「出発は遂に訪れず」を書き、そして「ヤポネシア」という概念を創出した。そのユニークな作家活動と図書館長としての業績は、実は深い場所で結合していた。島尾敏雄の図書館長としての活動、島尾が在職した鹿児島県立図書館奄美分館の当時の様相を再現するなかから、そのユニークな図書館活動を可能にした諸条件について考えたい。 【発表2】 バーネットは昭和21(1946)年に東京CIE図書館長に就任し、翌年から昭和24(1949)年まで第2代図書館担当官を務めた。彼の活動については、学校図書館史などで言及があるものの、その全体像は明らかでない。本発表は、彼が戦後占領期日本において何をなしたかについて、CIE文書やALA文書などの一次資料に基づき、考証しようとするものである。彼の責務はALAの意図に沿っており、とりわけ、@国立国会図書館創設時に来日した図書館使節への援助、および、AIFELなどにおける図書館学教育の振興に力点が置かれていた。また、彼は『学校図書館の手引』の編集に関わって学校図書館運動を促進したり、図書館法制定に関与して自律的な図書館協議会を文言化しようとするなど、その活動は多岐にわたっていたと言える。しかし、CIE教育課内部で図書館担当官の発言力は必ずしも大きくなかったことから、その活動は一定の制約を受けざるをえなかった。初代図書館担当官キーニーが独自の図書館再建案を提示したのとは対照的に、彼は主にALAが日本の図書館発展にとって課題とした事柄を実務的に扱うことに専念したと評価できる。 |