2016 年度研究集会 終了しました


プログラムの詳細は
こちらをご覧ください。

 9月17・18日の両日,名古屋市の中京大学(名古屋キャンパス)センタービル(0号館)8階0803教室にて,下記の通り本年度の研究集会・会員総会を開催します。本年度は初日17日(土)に会員総会と研究発表3件,懇親会を実施し,翌18日(日)に研究発表2件と午後にシンポジウムを予定しています。また,初日午前中には図書館ツアー,両日を通じて古文書室(0号館)6階にて資料展示も行います。多くの皆様のご参加をお待ちしています。
 シンポジウムのテーマは「幕末の公開文庫」です。基調講演に倉一紀氏(皇學館大学)を迎え,その後,伊藤善隆氏(立正大学),鈴木光保氏(羽田野敬雄研究会代表)に加わっていただき射和文庫(伊勢)・雲橋社(飛騨)・羽田八幡宮文庫(三河)についてご討議いただく予定です。
 会場の中京大学は建学の精神「学術とスポーツの真剣味の殿堂たれ」を掲げ,1954年(昭和29)に商科だけの短期大学として開学し,2年後の1956年には4年制大学となりました。その後,学部学科を増設するなど発展を続け,現在学生数13,000人余,11学部18学科となっています。なお,中京大学文学部は1966年(昭和41)に開設され,本年度50周年の節目の年を迎えました。司書・司書教諭課程も同じ年に開設されています。



○日  程: 2016年9月17日(土)・18日(日)
○会  場: 中京大学センタービル(0号館) 0803教室
(〒466-8666 愛知県名古屋市昭和区八事本町101-2)

○交  通: 【名古屋キャンパス】[アクセス]名古屋駅より地下鉄東山線・鶴舞線約25分,八事駅下車5番出口

○参 加 費: 会員2,000円
非会員3,000円

○懇親会費: 4,000円(会員・非会員ともに)
*参加費・懇親会費は,参加当日,受付にてお支払ください。

○申込方法: 次の事項を明記のうえ,電子メール,またはハガキにてお送りください。
  • 氏名(ふりがな)
  • 所属
  • 会員,非会員の区分
  • 懇親会参加の有無
  • 図書館見学希望の方はその旨を記してください。

○申 込 先 : ■ハガキ:〒101-8301 東京都千代田区神田駿河台1-1 日本図書館文化史研究会事務局
■電子メール:office「アットマーク」jalih.jp
*上記,「アットマーク」は@に変更してください。送信件名に「研究集会参加」とお書き願います。

○申込締切 : 8月31日(水)(必着)

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2016年度第1回研究例会 終了しました

 本年度第1回例会を,下記のように渋沢史料館にて開催いたします。
 同館は,近代日本経済の基礎を築いた渋沢栄一の旧邸「曖依村荘」跡(現在の飛鳥山公園の一部)に,1982年に設立された登録博物館です。大正期の2つの建物「晩香廬」と「青淵文庫」(いずれも国の指定重要文化財。「青淵」は渋沢の号),および,1998年に増築された本館から構成されています。公益財団法人渋沢栄一記念財団がこれを運営しており,今回の見学は,同財団の松崎裕子様の仲介により実現しました。
 多くの会員の皆さまのご参加をお待ちしております。


○ 日  時  2016年6月18日(土) 13時30分〜16時30分

○ 場  所  渋沢史料館〒114-0024 東京都北区西ヶ原2-16-1

○ 参 加 費  会員500円,非会員1,000円 (別途,入館券300円をご負担いただきます。)

○ 申込方法  参加ご希望の方は、次の事項を明記して電子メールでお申込ください。
          ◆ 氏名(ふりがな),所属,懇親会参加の有無
          ◆ メール送信件名:「研究例会参加」とお書きください。
          ◆ 申し込み先:office@jalih.jp  日本図書館文化史研究会事務局

○ 申込締切  2016年6月13日(月)(必着)でお願いします。

○ プログラム

 13:15-    受付開始(入口で入館券をご購入のうえ,会議室に集合ください。)
 13:30-14:00 渋沢栄一について 映像資料(ビデオ)紹介
 14:00-15:00 青淵文庫・晩香蘆の見学(詳細解説付)(解説担当学芸員:川上恵様)
 15:00-15:45 渋沢史料館展示見学(解説担当:同上)
 15:45-16:30 本館書庫見学(解説担当司書:門倉百合子様)
       終了後,懇親会


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2016年度第2回研究例会
『人物でたどる日本の図書館の歴史』合評会のご案内
 終了しました

 このたび小川徹,奥泉和久,小黒浩司の3氏による『人物でたどる日本の図書館の歴史』が青弓社より発行されました。まえがきによれば,本書は本研究会の創立25周年記念出版である『図書館人物伝』(日外アソシエーツ,2007年)の続編的な性格を持っています。
 そこで2016年度第2回例会として,山口源治郎氏を中心とする研究グループのご協力を得て,本書の合評会を共同開催することになりました。皆さまのご参加をお待ちしております。
 なお,例会に参加予定で本書をお持ちでない方には,本書を特別価格(本体価格8,000円→2,000円)にて頒布します。先着7名の方に限定しての特価となりますので,ご了承ください。参加申込の際,あわせてお申し出ください。
また例会終了後,会場近辺で懇親会を開催予定です。あわせてのご参加を期待します。


○ 日  時  2016年11月27日(日) 14時00分〜16時40分
○ 場  所  明治大学駿河台キャンパス リバティタワー19階 共同演習室2
○ 参 加 費  会員500円,非会員1,000円
○ 申込方法  参加ご希望の方は、次の事項を明記して電子メール、もしくはFAXでお申込ください。
          ◆ 氏名(ふりがな),所属,懇親会参加の有無
          ◆ 申し込み先:office@jalih.jp (FAX:03-3296-2094)日本図書館文化史研究会事務局

○ 申込締切  2016年11月19日(土)(必着)でお願いします。

○ プログラム
 13:45-14:00 受 付
 14:10-14:40 報告1 中山愛理(大妻女子大学)
 14:50-15:20 報告2 石川敬史(十文字学園女子大学)
 15:30-16:00 報告3 山口源治郎(東京学芸大学)
 16:10-16:40 討 論
 17:00-    懇親会


報告1 報告要旨(中山愛理)
 『人物でたどる日本の図書館の歴史』には,5人の図書館員の評伝が収録されている。本報告ではそれらのうち,アメリカとのかかわりの観点から「佐野友三郎伝」を概括するとともに,その意義を考えたい。

報告2 報告要旨(石川敬史)
 本書は「刊行にあたって」に奥泉和久氏が書かれている通り,人物を深く深く掘り下げ,時間をかけてじっくりと積み重ねられた数々の調査で,小川徹,小黒浩司,奥泉和久の3氏により綴られた重みのある論考である。 小黒氏による「おわりに」には「人物研究に対する強烈な『執念』」とある。私自身,研究に対する姿勢や一次資料の使い方など,本書からまだまだ学ばなければならない立場である。大変僭越ではあるが,今回,日本図書館研究会オーラルヒストリー研究グループにおける千葉県立図書館「訪問図書館ひかり」の調査分析を踏まえながら,巡回文庫活動に焦点を当てつつ,日本の巡回文庫,さらには戦後移動図書館巡回前夜について考えたい。

報告3 報告要旨(山口源治郎)
 図書館史研究における人物研究の方法について検討するとともに,人物(図書館関係者)という切り口から見ると,日本の図書館がどのように見えるのか,その「見え方」の面白さと限界について考えて見たい。

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2016年度第3回研究例会

 本年度第3回研究例会を,下記のように日本点字図書館にて開催いたします。今回は立花明彦様(静岡県立大学短期大学部)の発表に加え,立花様の仲介により,図書館見学も実施できる運びとなりました。
 多くの会員の皆さまのご参加をお待ちしております。なお,会終了後に懇親会を予定しております。こちらもご参加いただければ幸いです。


○ 日  時  2017年3月11日(土) 14時30分〜16時45分

○ 場  所  日本点字図書館 〒169-0075 新宿区高田馬場1-23-4
           ・JR山手線・西武新宿線「高田馬場駅」戸山口徒歩5分
           ・東京メトロ東西線「高田馬場駅」出口徒歩10分

○ 参 加 費  会員500円,非会員1,000円

○ 申込方法  参加ご希望の方は、次の事項を明記して電子メールでお申込ください。
          ◆ 氏名(ふりがな),所属,懇親会参加の有無
          ◆ メール送信件名:「研究例会参加」とお書きください。
          ◆ 申し込み先:office@jalih.jp  日本図書館文化史研究会事務局

○ 申込締切  2017年3月6日(月)(必着)でお願いします。

○ プログラム

 14:15-    受付開始
 14:30-15:30 発表 「本間ノート」が語る日本盲人図書館の創設準備(立花明彦・静岡県立大学短期大学部)
 15:30-16:30 日本点字図書館見学
 16:30-16:45 質疑
 17:00-    懇親会

発表要旨 立花明彦
 2010年2月、日本点字図書館内で28冊の大学ノートが発見された。全てのノートは、点字が書かれているのみで墨字はない。記載内容をも含めて考えると、それらは創設者・本間一夫が関西学院大学在学中の1936年〜1939年に購入し、講義内容等で用いていたものであると判断された。ノートのいくつかは、図書館創設を意識し、その準備のために必要と思われる事柄を書き取ったものもあり、本間が図書館設立の少なからぬ準備をしていたことが読み取れる。さらに使い切らなかったノートは上京した後、図書館開設準備の記録や開館後の業務日誌としても用いたようで、そうしたものも含まれている。これらの「本間ノート」を読み進めていくと、これまでに公刊された館の沿革をまとめた複数の文献には、ノートの内容が反映されていないことがわかってきた。今、このノートを読み解く作業が進められている。本発表では、「本間ノート」に基づき、1940年の館創設準備の内容と、このノートの資料的価値を報告する。

日本点字図書館見学
 見どころ@:1940年に創設された日本点字図書館は、利用者数・蔵書数・貸出数・職員数いずれにおいてもわが国最多を誇る。身体障害者福祉法で視覚障害者情報提供施設として規定されているこの点字図書館は、図書館の名称をもちながらも一般のそれとは異なるところがいくつかある。今回の見学では、それらを自身の目で実際に見つけ、確認していただきたい。

 見どころA:別館3階には、創設者・本間一夫(1915〜2003)の業績を紹介する小さな1室「本間記念室」がある。本間が使用した執務机や点字器、テープレコーダーなどとともに、関連資料が展示されていて、開館に当たり建具屋に特別注文した幅1軒6段の木製本棚も二つが現存し、同じく特注のカードボックスと一緒にここに‘鎮座’している。

 見どころB:本館3階には「奥村文庫」と称する資料室があり、視覚障害に関する幅広い文献や新聞記事、視覚障害者自らが著した図書等が所蔵されている。視覚障害に関わる研究者には文献の宝庫である。

★立花先生の「発表要旨」と「日本点字図書館見学・見どころ」の掲載が遅れてしまいました。深くお詫び申し上げます(2017/02/15)。


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