2020 年度研究集会 終了しました

研究集会プログラムの詳細は
こちらをご覧ください。

今般のコロナ禍の影響を受け,本年度の研究集会・会員総会はオンラインでの開催となります。シンポジウムも見送り,個人発表2件と会員総会で構成しています。研究活動の制約を受ける状況のなか,会員の発表機会の確保と意見表明の場を設ける上で,現実的な措置を検討し,この形での実施となりました。もちろん,本研究会では初めての試みです。
どうぞ多くの会員の皆さまにご参加いただき,活発なご議論を期待したいと思います。

○日  程: 2020年9月19日(土)
○開催方法: オンライン開催(Zoom)
○参 加 費: 会員:無料  非会員:2,000円
○申込方法: 次の事項を明記のうえ,電子メールにてお送りください。
  • 氏名(ふりがな)
  • 所属
  • 会員,非会員の区分
  • 発表要綱の送り先(郵便番号,ご住所)
○申 込 先 : 電子メール:office「アットマーク」jalih.jp
*上記,「アットマーク」は@に変更してください。送信件名に「研究集会参加」とお書き願います。

○申込締切 : 9月11日(金)(必着)

★オンラインによる開催のお知らせ★
・開催前日までに,申込時のメールアドレス宛にZoomアクセス先「ミーティングID」をお送りします。
・また,申込締切後,発表要綱1部(非会員の方には振込用紙を同封)を発送します。


トップページに戻る


2020年度第1回研究例会  終了しました

 コロナ禍の影響で開催を見合わせていました本年度第1回研究例会を,オンラインで行います。
 今年9月,新藤透著『戦国の図書館』[
詳細]が東京堂出版より上梓されました。著者の新藤氏から本書執筆の動機と,戦国期に於ける「情報伝達」の諸相について発表いただきます。また,膽吹覚氏にコメンテータの立場から,本書の意義を評価していただく予定です。多くの方々のご参加を期待しております。

○日  時: 2020年12月12日(土)15:00-16:45
○開催方法: オンライン開催(Zoom)
○参 加 費: 会員:無料  非会員:1,000円
○申込方法: 次の事項を明記のうえ,電子メールにてお送りください。
  • 氏名(ふりがな)
  • 所属
  • 会員,非会員の区分
○申 込 先 : 電子メール:office「アットマーク」jalih.jp
*上記「アットマーク」は@に変更してください。送信件名に「研究例会参加」とお書き願います。

○申込締切 : 12月4日(金)

★オンラインによる開催のお知らせ★
・開催前日までに,申込時のメールアドレス宛にZoomアクセス先「ミーティングID」をお送りします。

○ プログラム
 14:45-    受付開始 
 15:00-16:00 発表 「『戦国の図書館』執筆動機と,戦国期に於ける「情報伝達」の諸相」
            新藤透(國學院大學) 
 16:00-16:30 コメント 膽吹覚(福井大学)
 16:30-16:45 質疑
 17:00-18:00 運営委員会

発表要旨(新藤透)
  『戦国の図書館』執筆動機と,戦国期に於ける「情報伝達」の諸相

 最近の日本史学では「書籍」を対象とした研究が盛んである。特に中世・近世期は活発に行われており発表される研究も多く,中には図書館史の研究に関係するものも見受けられる。
 その一方で図書館情報学の一分野である図書館史では,依然として近代・現代を対象とした研究が多く,前近代を対象とした個別研究はあまり見られないのが現状である。その理由として考えられるのは,「図書館」がわが国に導入されたのは明治以降であり,それまでは類似施設として「文庫」が存在しているに過ぎず,文庫史の研究はやり尽くされたという認識が研究者の間に漠然とあるからではないであろうか。
 かくいう報告者も図書館史では近代に関心を寄せている者の一人であるが,日本史学では近世北方史を専攻していることもあり,前近代図書館史については常に意識をしてきた。今回,書肆の依頼を受けて日本史学で明らかにされている研究成果を図書館史的に再解釈できないものかと試行錯誤したのが,本書『戦国の図書館』である。
 報告では拙著の執筆動機と,内容の一部紹介(戦国期の連歌師の活動)を行いたい。

コメンテーター(膽吹覚)
 本書は日本の戦国時代にあった〈現代の図書館と共通する形態・機能が認められる機関や人物〉を〈戦国の図書館〉として取り上げて,一般向きに概説したものである。私は本書について,(1)既存の図書館史・文庫史との比較,(2)文庫史の特殊性(文庫史と図書館史)の2つの視点から述べてみたい。
 まずは既存の図書館史・文庫史との比較であるが,岩猿敏生『日本図書館史概説』や三浦太郎『図書・図書館史』などで,戦国時代の図書館史がどのように取り上げられているのかを確認し,それらと新藤氏の著書とを比較することで,その特徴を明らかにしたい。
 次に文庫史の特殊性である。私は近世の大名家及びその藩校の文庫の研究に携わっており,図書館史における文庫の位置づけ(扱い)に関心を抱いている。戦国時代を含めて,近世以前の文庫には近代以降の図書館と相違する点(特殊性)が認められる。そうした特殊性を戦国大名の大内家や公家の三条西実隆を例に挙げて検討してみたい。


トップページに戻る



2020年度第2回研究例会


 本年度第2回研究例会は,昨年10月にお亡くなりになった故・長倉美恵子先生の追悼会として,オンラインで行います。
 発表者に,実践女子大学文芸資料研究所客員研究員の大井三代子氏をお迎えします。大井氏は,2010年前後の時期から実践女子大学で進められたオーラルヒストリー研究の一環として,故・小林卓先生とともに長倉先生の聞き取り調査をされました。大井氏の記憶に残る長倉先生についてお話いただく予定です。
 今回は平日開催となりますが,多くの方々のご参加をお待ちしております。


○日  時: 2021年3月15日(月)15:00-16:15
○開催方法: オンライン開催(Zoom)
○参 加 費: 会員:無料  非会員:1,000円
○申込方法: 次の事項を明記のうえ,電子メールにてお送りください。
  • 氏名(ふりがな)
  • 所属
  • 会員,非会員の区分
○申 込 先 : 電子メール:office「アットマーク」jalih.jp
*上記「アットマーク」は@に変更してください。送信件名に「研究例会参加」とお書き願います。

○申込締切 : 3月8日(月)

★オンラインによる開催のお知らせ★
・開催前日までに,申込時のメールアドレス宛にZoomアクセス先「ミーティングID」をお送りします。

○ プログラム
 14:45-    受付開始 
 15:00-16:00 発表 「戦後の女性司書 ― 長倉美恵子の軌跡 ―」
            大井三代子 (実践女子大学文芸資料研究所客員研究員) 
 16:00-16:15 質疑
 16:30-17:30 運営委員会

発表要旨(大井三代子)
  戦後の女性司書 ― 長倉美恵子の軌跡 ―

 米国の援助を得て,慶應義塾大学に図書館員養成機関として図書館学科が設立されたのは1951年のことである。長倉美恵子と石井紀子は第5期生として,1955年4月に図書館学科に入学した。図書館界に業績を残した二人の出会いはここから始まり,長倉が死去した2020年まで,共にかけがえのない存在として友情を深めてきた。長倉は1996年4月に実践女子大学図書館学課程非常勤講師となり,翌年今村秀夫教授の後任として教授に就任した。長倉との縁もあり,1997年に石井は実践女子短期大学図書学課程の教授に就任した。それ以来,共に実践女子大学・短期大学における図書館学課程の充実化を図り,学生の育成に努めてきた。当時実践女子短期大学に異動していた大井は石井と交流し,またその関係で長倉とも交流を重ねてきた。本発表では,石井の証言を付しながら,長倉の自伝『留学・血筋』を参考に,長倉が慶應義塾大学図書館学科に在籍していた当時のこと,帰国後のこと,晩年の様子などについて述べる。

トップページに戻る



2020年度第3回研究例会






トップページに戻る



過去に行われた研究集会・研究例会の記録

・2005年度に行われた研究集会・研究例会
・2006年度に行われた研究集会・研究例会
・2007年度に行われた研究集会・研究例会
・2008年度に行われた研究集会・研究例会
・2009年度に行われた研究集会・研究例会
・2010年度に行われた研究集会・研究例会
・2011年度に行われた研究集会・研究例会
・2012年度に行われた研究集会・研究例会
・2013年度に行われた研究集会・研究例会
・2014年度に行われた研究集会・研究例会
・2015年度に行われた研究集会・研究例会
・2016年度に行われた研究集会・研究例会
・2017年度に行われた研究集会・研究例会
・2018年度に行われた研究集会・研究例会
・2019年度に行われた研究集会・研究例会

トップページに戻る