2014 年度研究集会終了しました

プログラム,オプショナルツアー等の詳細は
こちらをご覧ください。

 九州地方で司書課程を展開する熊本学園大学にて,下記のとおり,本年度の研究集会・会員総会を開催いたします。同大学は1942年に東洋語学専門学校として設立され,戦後,熊本短期大学と熊本商科大学が発足したのち,1994年に両大学が統合して設立された大学です。現在,4学部に約5,800人の学生が学んでいます。
 研究集会では,初日に施設見学と特別講演2件を実施し,2日目に個人発表を行います。このほか,初日夜に懇親会,会期前後には有志によるツアーも企画されています。多くの皆さまのご参加を期待しています。
なお,本研究集会は,日本図書館協会(JLA)図書館情報学教育部会と共催で行われます。


○日  程: 2014年9月6日(土)・7日(日)

○会  場: 熊本学園大学
(〒862-8680 熊本市中央区大江2丁目5番1号)

○交  通: 阿蘇くまもと空港から,空港バス約25分
  ・熊本都市バス 熊本駅・熊本交通センターから「学園大前」停留所すぐ
  ・熊本市電 電停「味噌天神前」より 徒歩約15分
  ・JR豊肥本線「水前寺駅」より 徒歩約10分

○参 加 費: ・本研究会会員・JLA図書館情報学教育部会会員いずれも2,000円
・非会員3,000円

○懇親会費: 4,000円
*参加費・懇親会費は,参加当日,受付にてお支払ください。

○申込方法: 次の事項を明記のうえ,電子メール,またはハガキにてお送りください。
  • 氏名(ふりがな)
  • 所属
  • 懇親会参加の有無
  • 初日施設見学の有無
  • このほか,有志による「ゆるやかツアー」[詳細]も企画されています。こちら参加ご希望の方は,ひと言お書き添えください。

○申 込 先 : ■はがき:〒862-8680 熊本市中央区大江2丁目5番1号 熊本学園大学 山田美幸研究室
■電子メール:office「アットマーク」jalih.jp
*上記,「アットマーク」は@に変更してください。送信件名に「研究集会参加」とお書き願います。

○申込締切 : 9月2日(月)(必着)
*本研究会では宿泊先手配はしません。お早めにお願いします。

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2014年度第1回研究例会終了しました

 第1回研究例会は,早稲田大学早稲田キャンパス7号館204教室を会場に開催します。当日は,旧早稲田大学図書館(2号館)の見学(現會津八一記念博物館および高田早苗記念研究図書館の見学)のほか,藤原秀之氏(早稲田大学図書館)による発表が行われます。終了後には懇親会も設けたいと思います。
 皆さまのご参加をお待ちしております。


○ 日  時  2014年7月12日(土) 13時30分〜16時30分
○ 場  所  早稲田大学早稲田キャンパス 7号館204教室
○ 参 加 費  会員500円,非会員1,000円
○ 申込方法  参加ご希望の方は、次の事項を明記して電子メールでお申込ください。
          ◆ 氏名(ふりがな),所属,懇親会参加の有無
          ◆ メール送信件名:「研究例会参加」とお書きください。
          ◆ 申し込み先:office@jalih.jp  日本図書館文化史研究会事務局
○ 申込締切  2014年7月4日(金)(必着)でお願いします。
○ プログラム
 12:00-13:00 運営委員会(7号館204教室)
 13:20     見学集合(7号館204教室)
 13:30-14:30 旧早稲田大学図書館(2号館)見学
          ・現會津八一記念博物館および高田早苗記念研究図書館の見学を行います。
          ・見学案内:中西裕(昭和女子大学),雪嶋宏一(早稲田大学)
          ・参加者が多い場合には藤原秀之(早稲田大学)も担当します。
 14:30-15:00 移動・休憩
 15:00-16:30 発表 藤原秀之(早稲田大学図書館)
          早稲田大学図書「館」の歴史
 17:00-    懇親会(於リーガロイヤルホテル東京FERIO)

○ 発表要旨
 1882年(明治15),東京専門学校(現・早稲田大学)講義棟の図書室に置かれたわずか1〜2基の書架にはじまった早稲田大学図書館は,今日では分館等も含め500万冊を超える図書館へと成長した。1991年(平成3)に開館した現在の中央図書館は,その歴史の中で3代目の建物である。
 最初の図書館が開館したのは1902年(明治35),東京専門学校が早稲田大学と改称された時のことで,煉瓦造3階の書庫と木造2階の閲覧室からなり,収蔵冊数21万,閲覧席450を有するものであった。さらに1925年(大正14)には3階建(書庫5層),収容人員500人の図書館が開館,今の中央図書館に移転するまで学内外の利用に応えてきた。
 もちろん図書館は建物があればそれでよいものではない。そこに収められている蔵書の質と量によってその意義を内外に示すことができる。早稲田大学図書館の歴史を,建物の変遷を追いながら,貴重書の収蔵経緯などとともに紹介したい。

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2014年度第2回研究例会終了しました

 第2回研究例会は,12月13日(土),明治大学駿河台キャンパスを会場に,明治大学兼任講師の清水玲子氏(非会員)と,東京学芸大学の杉山悦子氏のおふたりにご関心のテーマについて発表いただきます。清水氏は,“博物館学の父”と呼ばれる棚橋源太郎と図書館界の関わりについて,また杉山氏は,1950年代の沖縄の学校図書館について,それぞれ研究報告される予定です。
 皆さまのご参加をお待ちしております。


○ 日  時  2014年12月13日(土) 14時15分〜16時45分
○ 場  所  明治大学駿河台キャンパス リバティタワー19階 教育実習指導室(模擬授業室)
          *会場はリバティタワー19階です(いったん,エレベータで17階まで上がり,乗換ください)
○ 参 加 費  会員500円,非会員1,000円
○ 申込方法  参加ご希望の方は、次の事項を明記して電子メールでお申込ください。
          ◆ 氏名(ふりがな),所属
          ◆ メール送信件名:「研究例会参加」とお書きください。
          ◆ 申し込み先:office@jalih.jp  日本図書館文化史研究会事務局
○ 申込締切  2014年12月9日(月)(必着)でお願いします。
○ プログラム
 13:00-14:00 運営委員会
 14:00-    受付開始
 14:15-15:15 発表1 日本図書館協会と棚橋源太郎
            清水玲子(明治大学兼任講師)
 15:15-15:30 質疑・討論
 15:30-16:30 発表2 1950年代の沖縄における学校図書館:教師が求めた資料を中心に
            杉山悦子(東京学芸大学研究員)
 16:30-16:45 質疑・討論

○ 発表要旨(発表1)
 日本の博物館創生期に中心的役割を担った人物として,博物館学の父と称される棚橋源太郎がいる。2度の公費留学ゆえに,棚橋の源流を欧米に求めることが多く,国内についてはほとんど研究されてこなかった。しかしながら,残した文章を読み解くと,日本図書館協会との関連を見出すことができる。棚橋の博物館活動と日本図書館協会の動向を時系列で追うことにより,彼が図書館事業から受けた影響について明らかにするものである。

○ 発表要旨(発表2)
 戦後の沖縄において,学校図書館意識の定着化が図られたのが1950年代である。1951年の校長会で施設設備の設置指示が出され,1952年には全島の児童生徒を対象とした読書調査の発表,1953年に指導主事の学校図書館振興の提起,そして1954年度の第1回教育研究大会では全島の教育関係者に,学校図書館が「重要」であることの認識が共有された。その後の学校図書館法制定運動,学校司書の配置やモデル校設置にたいする官民の理解も,1950年時代の教育思潮が基盤になっていると考えられる。
 学校図書館が要請された背景には,教師たちの葛藤と模索があった。戦争は多くの犠牲をもたらせた一方で,教師が自らの意志で教育を試みる機会を得ていた。年長の教師は1920年代の自由教育を想起し,若い教師は個性重視の新しい教育に胸を躍らせた。琉球政府首脳陣はIFEL講習をはじめ六三制教育の情報入手に奔走した。そこに必要とされたのが教師用資料であった。修養,現職教育のために,あるいは教材研究など教師自ら自己改革のために教師用資料が求められ,ここに学校図書館が要請された。子どもへの提供も含め,学校図書館には多くの希求が混在していた。様々な焦燥へと教師を駆り立たせたのは,占領下という先の見えない時代だからこそでもあった。
 本報告では学校図書館興盛の中心にいたとみられる教師に焦点をあて,彼らが当時収集しようとした資料等から,1950年代の沖縄の学校図書館を検討したいと考える。


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2014年度第3回研究例会
終了しました
 2014 年度第3 回例会を,下記のように千代田区立千代田図書館のご協力を得て開催します。年度末の日程ですが,皆さまのご参加をお待ちしております。
なお,例会終了後,会場近辺で懇親会を開催予定です。あわせてのご参加を期待します。


○ 日  時  2015年3月28日(土) 14時15分〜17時00分
○ 場  所  千代田区役所本庁舎 4階401会議室[詳細]
          *東京メトロ九段下駅下車6番出口徒歩2分
○ 参 加 費  会員500円,非会員1,000円
○ 申込方法  参加ご希望の方は、次の事項を明記して電子メールでお申込ください。
          ◆ 氏名(ふりがな),所属,懇親会参加希望の有無
          ◆ メール送信件名:「研究例会参加」とお書きください。
          ◆ 申し込み先:office@jalih.jp  日本図書館文化史研究会事務局
○ 申込締切  2015年3月20日(金)(必着)でお願いします。
○ プログラム
 13:00-14:00 運営委員会
 13:30-14:00 千代田図書館見学ツアー【先着10名:詳細以下に掲載】
 14:00-14:15 受付
 14:15-15:15 発表1 古書販売目録コレクションと一橋・駿河台図書館業務資料について
            河合郁子(千代田区立千代田図書館 企画チーフ)
 15:15-15:30 休憩
 15:30-16:30 発表2 検閲本のゆくえ―公共図書館に残る「内務省委託本」―
            浅岡邦雄(中京大学)
 16:30-16:45 質疑・討論
 17:00-    懇親会

○ 発表要旨(発表1)
 千代田図書館が所蔵する「特殊なコレクション」3 つのうち,浅岡先生がご発表くださる「内務省委託本」を除く2 つについてご紹介します。
1.古書販売目録コレクション
 古書販売目録(古書目録)は,古書店が商品を通信販売するためのカタログです。一時的な利用を目的とした販売カタログであるため,長期間保存されることは滅多にありません。しかし,過去の古書目録からは,その時点で存在していた古書の概要や値段の変遷などを知ることができ,またその時々の書物の流通の手がかりを得ることができます。一点一点の稀?性というよりは,コレクションとして集まることにより,出版文化史を研究する上で重要な意味を持ってくる資料です。当日は,日本で最も古い古書目録『青山堂現収書目』『書籍月報(雲松堂鹿田静七)』などを実際にご覧いただきながら,コレクションの概要をご紹介します。
また,2015 年3月21日(土)まで,館内にてコレクション紹介展示「古書目録のココが好き!−8 人の達人が選ぶ"とっておきの一冊"−」を開催しております。例会とタイミングが合わず恐縮ですが,ご興味がございましたら事前にご覧いただけますと幸いです。
2.一橋・駿河台図書館業務資料
 千代田図書館の前身である,東京市立一橋図書館・駿河台図書館の時代の業務資料約150 点が,昨年,弊館の閉架書庫にて見つかりました。日直・宿直日誌,予算差引簿,閲覧料日計簿,図書購入関係綴など,大正12 年から昭和30年頃までの資料で,日本の図書館の歴史が伺える貴重なものと言われております。現在,研究者のご協力をいただき調査を進めているところです。当日は,これまでの調査でみつかった興味深い資料のなかから,関東大震災のときの『日誌(大正12 年)』や『報告回答綴』『駿河台図書館写真』などを実際にご覧いただきながら,コレクションの概要をご紹介します。

○ 発表要旨(発表2)
 都内の公共図書館,千代田図書館,京橋図書館,深川図書館に「内務省委託本」とよばれる図書群が現存している。「内務省委託本」とは何か。戦前期の出版物が内務省に納本を義務づけられ,検閲を受けていたことはよく知られているが,検閲後問題のなかったものは,内務省の倉庫に収蔵された。年々増大するこれら検閲原本に対し,大正末から昭和初めに内務省でも保存図書館の設立が検討されたことがあるが,結局実現しなかった。その後,経緯は不明であるが,当時の東京市社会教育局と内務省警保局との折衝により,昭和12 年(1937)から上記3 図書館と日比谷図書館へ,基本的に検閲をパスした図書が寄託されることとなる。ただし,日比谷図書館は戦災で全焼したため,「内務省委託本」は現存しない。現在,前記3 館に所蔵される「内務省委託本」の総数は,約7,700冊に及ぶ。
本報告では,「内務省委託本」と出版検閲との関係,公共図書館3 館からの再発見の経緯,「内務省委託本」のもつ意義などについて述べることにしたい。なおその際,千代田図書館が所蔵する「内務省委託本」そのものを実際に見ていただくことにする。


【図書館コンシェルジュによる,館内ガイドツアー】
 館内をまわりながら,図書館のみどころやコンセプト,施設の利用方法について,図書館コンシェルジュがご紹介いたします。今回,研究例会に合わせた時間帯でのツアーをご用意いたしました。参加ご希望の方は,スタート時間までに千代田図書館10 階カウンター前にお集まりください。

○日時:2015 年3 月28 日(土)13:30〜14:00
(事前申込不要,当日先着順,定員:10 名まで,参加費不要)
○希望者が多く参加できなかった場合や13:30 に遅れた場合は,研究会終了後に,直接コンシェルジュカウンターにてお声掛けください。図書館は19時まで開館しております。
○また,ガイドツアーは随時行っておりますので,28 日に限らずいつでもお気軽にコンシェルジュまでお声掛けください[詳細]。

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過去に行われた研究集会・研究例会の記録

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(工事中)
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