○日 程 | : | 2011年9月16日(金)・17日(土)・18日(日) |
○会 場 | : | 就実大学・就実短期大学図書館5階AVホール (岡山県岡山市中区西川原一丁目6番1号) |
○交 通 | : | JR山陽本線・赤穂線「西川原駅」下車徒歩1分 就実大学・就実短期大学アクセスマップ |
○参 加 費 | : | 2,000円 懇親会会費6,000円 |
○申込方法 | : | 次の事項を明記して,下記申込先まで,はがき,または電子メールにてお申し込みください。
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○申 込 先 | : | 〒703-8516 岡山市中区西川原一丁目6番1号 就実大学 人文科学部総合歴史学科 松崎博子 電子メール:ulis@shujitsu.ac.jp |
○申込締切 | : | 9月12日(必着) |
○プログラム | ||||
●9月16日(金) 12:30-16:30 | ||||
■ オプショナルツアーA 津山基督教図書館見学会(JR津山線・津山駅下車)
・参加定員20名(先着順に受け付けます。) 今回の研究集会に先立って,下記のように,有志による旧津山基督教図書館(森本慶三記念館)の見学会を実施します。津山基督教図書館は,1926年森本慶三により建設され,1998年「有形登録文化財」に指定されました。今回はこの建物のほか,館内に残されている図書館用品なども見学予定です。 | ||||
津山基督教図書館見学会参加ご希望の方は,研究集会申し込みとは別に,次のところにお申し込みください。申し込み締め切りを9月3日(必着)とします。先着20名様まで受け付けます。 〒321-3295宇都宮市竹下町908 作新学院大学 小黒 浩司 電子メール:oguro@sakushin-u.ac.jp ファックス:028-670-3671 | ||||
集合時間 | 12時30分(食事は各自車中などでお済ませください) | |||
集合場所 | JR津山線・津山駅改札口集合 | |||
◎ 交通のご案内(詳細は各自でお調べください) <<新幹線利用>> ・東京駅(7:30)→品川駅(7:37)→新大阪駅(11:11)→岡山駅(10:55)→津山線に乗り換え→岡山駅(11:11)→津山駅(12:17) <<高速バス利用>> ・品川バスターミナル(21:15)→浜松町バスターミナル(21:35)→津山バスセンター(5:45) ・中野駅(21:15)→新宿駅西口(21:45)→津山(6:35) ・大阪駅(9:00)→新大阪駅(9:14)→津山駅(11:54) | ||||
●9月17日(土) | |||||||||
10:00-11:00 | ■ オプショナルツアーB 林原美術館特別内覧
「林原美術館所蔵の閑谷学校関係資料」(解説・浅利尚民氏) 財団法人 林原美術館 (岡山市北区丸の内2-7-15) | ||||||||
先着25名 | |||||||||
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12:30-13:20 | 会員総会 | |
13:20-13:40 | 開会挨拶 | |
13:40-16:55 | 記念講演 | 13:40-15:10 講 演1 阪田 蓉子(前代表) 15:25-16:55 講 演2 櫻田美津夫(就実大学) |
18:00-20:00 | 懇親会 | (参加費:6,000円) まつのき亭(岡山市北区駅元町19-1 TEL:086-253-4111) |
●第3日:9月18日(日) | ||
10:00-11:00 | 個人発表(1) | 岡山市の学校図書館と戦後新教育 永井 悦重(就実大学非常勤) |
11:00-12:00 | 個人発表(2) | 「黄葉亭記」の原本と写本:岡山藩主池田家旧蔵資料の構造分析を踏まえて 浅利 尚民(林原美術館) |
13:00-14:00 | 個人発表(3) | 17世紀英国における図書館の発達 雪嶋 宏一(早稲田大学) |
14:00-15:00 | 個人発表(4) | 『市民の図書館』は地方でどのように受け入れられたか:評価・反発・屈折した受容の中で 1970年代における小分館の実践 田井郁久雄(広島女学院大学) |
○ 記念講演要旨・発表要旨 |
記念講演の趣旨および要旨 | ||
講演(1) | 阪田 蓉子(前代表) | 未定 |
未定 | ||
講演(2) | 櫻田美津夫(就実大学) | 大学の町レイデンと本および図書館の歴史 |
一説によると,17世紀ヨーロッパで印刷・出版された書物の過半数はオランダで作られたものだという。なかでもアムステルダムの出版業が抜きん出ていたが,オランダ最古の大学と結びついた出版活動で,それに次ぐ地位を占めていたのがレイデン(ライデン)である。また,1575 年創立のレイデン大学が1586年に開設した附属図書館も,大学の成長に伴って蔵書数を増し,現在もオランダで有数の大学図書館となっている。このレイデンを中心に,オランダの本と図書館の歴史を瞥見する。 |
個人発表要旨 | |
発表1 | 永井 悦重(就実大学非常勤) |
岡山市の学校図書館と戦後新教育岡山市の学校図書館と戦後新教育 | |
学校図書館法制定の1年前 1952年,岡山市立清輝小学校に第一号学校司書が配置され,やがて岡山市内の小・中学校に広がっていく。学校図書館の専門職員である学校司書はなぜ配置されたのか。学校図書館と戦後新教育の結びつきはいかなるものであったのかを検証し,今後の学校図書館と職員像の提起につなげたい。 | |
発表2 | 浅利 尚民(林原美術館) |
「黄葉亭記」の原本と写本:岡山藩主池田家旧蔵資料の構造分析を踏まえて | |
岡山藩主池田家旧蔵資料は,明治4年の廃藩置県後に閑谷学校をはじめとする藩内の様々な場所から収集され,池田家内の調度方と記録方により什器・記録・書籍などに分類され,規則に従って管理されていた。昭和20年代に,林原美術館と池田家文庫(岡山大学)に分かれて所蔵されるにいたった経緯と,資料全体の構造を明らかにした上で,19世紀初頭の閑谷学校を描いた巻子本「黄葉亭記」(頼春水・浦上春琴・頼山陽筆)の原本に関する考察を行い,近世大名家資料の意義を改めて検証する。 | |
発表3 | 雪嶋 宏一(早稲田大学) |
17世紀英国における図書館の発達 | |
17 世紀初に開館したオクスフォードのボドレー図書館はレクターンからストールへ転換し,続いてウォールを採用した。このシステム変遷が近代以前の図書館発展モデルとされたが,ケンブリッジでは別の発展があった。それらは大聖堂図書館に影響した。17世紀の図書館発達で採光,防湿,防犯という重要な課題が克服され,近代的学術図書館の基礎が築かれた。 | |
発表4 | 田井郁久雄(広島女学院大学) |
『市民の図書館』は地方でどのように受け入れられたか :評価・反発・屈折した受容の中で1970年代における小分館の実践 | |
『市民の図書館』は地方都市においては,必ずしも首都圏など大都会の図書館のように当初から積極的に受け入れられ,実践がなされたわけではなかった。評価して取り入れてゆく流れと平行して,反発し,地方の独自性を主張する考えも強かった。そのような屈折した受け入れの動きの中でなされた岡山市の一小分館の実践を振り返り,地方の図書館としてのその特徴が,その後の図書館発展においてどのような意味をもつか検証する。 |